~完成された空間に、
自然と溶け込むクラシックチェア~
長い時間をかけてつくり上げられた空間に、新たに迎えられた4脚のチェア。
まるで最初からそこにあったかのように、美しく調和しています。
深みのある赤い壁、落ち着いた照明、クラシカルな家具。
時間をかけて少しずつつくり上げられてきたダイニングルームは、古き良きイタリア映画のワンシーンを思わせる趣があります。
そんな長年使われてきたダイニングセットのうち、テーブルはそのままに、チェアだけを新しくすることに。
完成された空間に新しい家具を加えることは、一見シンプルなようで、とても難しく、色合い、デザイン、素材感、どれか一つでも違えば、これまで積み重ねてきた雰囲気は変わってしまいます。

そんな時にふらりと立ち寄られた当店でご覧になられた、イタリア椅子メーカーのカタログ。
数多くのチェアの中から選ばれたのが、今回お届けしたチェア。
これまで使われていたチェアの雰囲気を受け継ぎながら、ダイニングテーブルとも自然に調和するデザインでした。
オーダーから約半年。
イタリアから届いたチェアは、新しい家具でありながら、長年この空間で時を重ねてきたかのような存在感を見せています。
アンティーク加工を施したフレームは、新品でありながら長い年月を重ねたような深みのある表情。
背もたれには籐張りを採用し、軽やかな印象とやさしい掛け心地を両立しています。
座面には、フレームの色合いに美しく調和するオレンジ系の張地をセレクト。
アンティーク調のゴールドの蔦模様が織り込まれ、クラシカルな空間に上品な華やかさを添えています。
脚部は、緩やかな曲線とシンプルな彫りが美しいデザイン。
軽やかな印象を保ちながら、イタリア家具ならではの気品を感じさせます。
完成された空間に新しい家具を迎えることは、一からインテリアをつくる以上に難しいことがあります。
だからこそ、時間をかけて選ばれた家具は、空間に違和感なく溶け込みながら、新しい魅力を静かに添えてくれます。

